建売住宅はなぜ安い?失敗しない住宅選びのポイントを押さえよう

公開日:2023/09/15


マイホーム購入の際は、建売住宅と注文住宅のどちらを購入するか悩んでしまう人もいるでしょう。建売住宅は注文住宅よりも安く購入できるのが魅力のひとつですが、価格が安いことで「住宅の性能や品質が悪いのでは」と勘違いされるケースも少なくありません。今回は建売住宅について、価格を安く抑えられる理由を詳しく解説します。

建売住宅が安い理由:人件費が少ない

建売住宅が安い理由のひとつに、人件費が少ない点が挙げられます。建売住宅の人件費が少ない主な理由は、以下の3つです。

理由①:間取りや設備などが決まっているため

注文住宅はお客さまごとに間取りや設備が異なりますが、建売住宅ではプランがある程度決められています。細かな箇所についてはお客さまで選択する場合もありますが、基本的には選択肢が決められている中から選ぶことになります。

そのため、注文住宅のように外観や間取り、設備などひとつひとつの設計に対して細かく打ち合わせする必要がなく、最小限の打ち合わせのみで契約に進むことが可能です。打ち合わせに要する時間が短いとその分スタッフの人数や業務時間を減らせるため、結果として人件費の削減につながります。

理由②:設計・施工が規格化・単純化されているため

住宅建設工事では、進捗や作業内容の確認など、細かなチェック項目がいくつも存在します。注文住宅のように建物ごとに間取りや設備が異なれば、当然施工内容やチェック項目も異なるため、作業に時間がかかり、その分の人員も必要となるでしょう。

しかし、建売住宅の場合、間取りや設備がある程度内容が固定となっていることから、設計・施工面においても作業が規格化・単純化されています。複雑な工程が少なくなれば、少ない人員でも効率よく作業を進められます。

理由③:工期が短いため

先述の通り、建売住宅は間取りや設備が規格化されていることから、建設現場においても作業が単純化され、スムーズに工事を進められるのが特徴です。作業内容がシンプルであるほど工期を短縮することが可能であるため、その分人件費の削減にもつながります。

建売住宅が安い理由:スケールメリット

建売住宅が安い理由にはスケールメリットも挙げられます。詳しい内容は以下の通りです。

理由①:広い土地を購入して分割するため

注文住宅の場合、案件ごとに別の場所に土地を購入して建物を建設するため、毎回個別に土地を仕入れなければなりません。対して、建売住宅を販売するハウスメーカーでは、広い土地を購入して1軒分ごとに分割し、分割したそれぞれの土地に住宅を建設して販売しています。土地を個別に仕入れる必要がないため、その分土地にかかるコストをカットすることが可能です。

理由②:材料・設備を大量仕入れするため

建売住宅は間取りや設備のパターンが決まっていることから、材料・設備をまとめて大量に仕入れます。注文住宅のように必要な材料を少量ずつ仕入れる場合と比較すると、大量仕入れでは値引き率も大幅にアップします。そのため、同じ材料・設備を使用して住宅を建設したと仮定すると、注文住宅よりも建売住宅の方が金額が安くなるのが特徴です。

その他の建売住宅が安い理由

建売住宅が安い理由には、人件費とスケールメリットのほかにもさまざまな要素が挙げられます。以下では、その他の3つの理由について詳しく解説します。

モデルハウスを作らないため

注文住宅を取り扱うハウスメーカーでは、完成イメージが湧きやすいようモデルハウスを作って見学会などを実施しているケースが多いです。しかし、建売住宅はすでに住宅が完成した状態で売りに出しているため、モデルハウスを作ったり、展示会イベントなどを開催したりする必要がありません。モデルハウスの建設・維持やイベント開催には多額のコストが必要であり、そのコストは当然住宅の販売価格に上乗せされます。建売住宅では余分なコストをカットできるため、その分住宅を安く販売することが可能です。

内装・外装がシンプルであるため

建売住宅は内装・外装が非常にシンプルであり、高額な設備や贅沢なオプションなどは取り入れられていません。全体的に価格を抑えて一般的なグレードを取り入れているため、こだわりが詰まった注文住宅と比較すると価格が安くなります。

最低限の設備のみで作られているため

注文住宅を建てる際は、引き渡し後にそのまま生活できるよう、エアコン設置やカーテンの取り付けまで、すべてがプラン・料金に含まれた状態であるのが一般的です。対して、建売住宅は基本的に最低限の設備のみで価格を抑えて作られているため、エアコンやカーテンレール、網戸の設置費用などは別途オプションとして必要となるケースも少なくありません。

まとめ

今回は、建売住宅が安い理由について、注文住宅と比較しながら詳しく解説しました。建売住宅は間取りや設備がある程度固定されており、お客さまで選択できる場合でも選択肢が絞られています。プランの規格化は打ち合わせの短縮化はもちろん、建設現場における作業の単純化、工期の短縮化にもつながります。打ち合わせスタッフや現場スタッフの負担を抑えることで、結果として人件費削減が実現可能です。

また、プランの規格化により材料や設備の大量仕入れができるため、値引きにより仕入れ費用のカットにつながります。そのほかにも、モデルハウスやイベント開催にかかるコストの削減や、内装・外装をシンプルにして設備価格を抑えるなどの工夫により、低価格での住宅販売を実現しています。

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