建売住宅を購入するまでの流れと期間は？注意点も合わせて解説

最近では安く良質な住宅を購入できることから、建売住宅が人気を集めています。今回は建売住宅について、概要や購入する際の具体的な流れ、引っ越しまでに必要となる期間の目安に加え、建売住宅購入時に気をつけたいポイントなどを詳しく解説します。マイホーム購入を検討している人や建売住宅に興味がある人は、ぜひ参考にしてください。

建売住宅を購入するまでの流れ

建売住宅の概要や購入までの流れについて詳しく解説します。

そもそも建売住宅とは

そもそも建売住宅とは、ハウスメーカーなどの売り主が所有している土地に住宅を建設し、土地と住宅をセットで販売している商品を指します。マイホーム購入の選択肢として、建売住宅と注文住宅とで頭を悩ませる人も少なくありません。建売住宅は注文住宅と比較して自由度は低いものの、その分低価格でのマイホーム購入が叶うことや、購入から引っ越しまでがスムーズに進められることなどがメリットとして挙げられます。また、完成するまで実物を確認できない注文住宅とは異なり、購入前に実際の住宅を見学できるのもうれしいポイントです。

建売住宅を購入する際の流れ

建売住宅の購入を検討する際は①物件探し・②契約・③住宅ローン審査・④引き渡しという流れで手続きをすすめます。

建売住宅に興味を持ったら、まずは物件探しを始めましょう。建売住宅であれば金額も明記されているため、希望するエリアにおいて予算内で購入できそうな物件をいくつかピックアップし、内覧へとつなげてください。内覧の際は間取りや外観、デザインに注目しがちですが、住宅そのものの品質や性能に加え、周辺環境などもチェックしておきたいポイントです。購入する住宅を決めたら、購入の申し込み・契約へと進みます。申し込みには10万円程度の申し込み金が、契約時には住宅価格の1割程度の手付金が必要となるため注意してください。

その後は金融機関において、住宅ローンの申し込みや審査を実施します。大手ハウスメーカーなどでは提携している金融機関でローンを組めるケースもあるため、ぜひ確認してみてください。無事に住宅ローンがおりた場合は、建売住宅の最終チェック後に引き渡しとなります。

建売住宅を購入するまでの目安の期間

建売住宅を購入する場合、注文住宅よりもスピーディーに引っ越しを完了できるのが魅力です。

物件探しにどの程度の期間を要するかによっても異なりますが、物件探しから契約までに4〜10か月ほど、契約から引っ越しまでに3か月ほど必要となるケースが多いです。物件決定までの時間が短ければ数か月〜半年で引っ越しまで完了できる場合もありますが、マイホームは人生の中でも大きな買い物であるため、購入手続きは慎重に進めましょう。

また、注文住宅の場合は土地探しから引渡しまでに1年〜1年半ほど必要となるのが一般的です。

建売住宅を購入する際の注意点は？

建売住宅を購入する際の注意点について解説します。

購入物件の決定は慎重に

建売住宅の契約の際には手付金を支払います。手付金は物件価格の1割程度が目安であるため、たとえば3,000万円の住宅であれば、手付金の相場は300万円です。契約後に買い主の都合によって契約を解除する場合、手付金はそのまま売り主に渡すことになります。契約後のキャンセルは数百万円の損失となるため、購入物件は慎重に選んでください。

内覧時に細かな部分まで設備をチェックする

設備というと食洗機や給湯器の種類を思い浮かべる人も多いですが、内覧時には細かい部分までチェックすることが重要です。たとえば、カーテンを設置するためのカーテンレールがついているかどうかや、窓に網戸が設置されているかどうかなどです。カーテンレールや網戸などはオプション扱いとなっているケースもあるため、忘れずに確認してください。さらに、エアコン設置に大掛かりな工事が必要となるような設計となっている住宅があるのも事実です。大きな設備だけに注目せず、細かな部分も隅々までチェックすることを心がけましょう。

アフターサービスの有無や内容を確認する

近年では建売住宅・注文住宅を問わず、ほとんどの住宅に手厚いアフターサービスが用意されています。しかし、中にはアフターサービスの内容が十分でなかったり、一定期間を超えると有償となったりするケースもあります。建売住宅購入時にはアフターサービスにも注目し、内容が十分であるかどうかを判断するため、ほかのメーカーと期間などを比較してみるのがよいでしょう。

まとめ

今回は、建売住宅を購入する際の流れや引っ越しまでに要する期間目安、購入時の注意点などについて詳しく解説しました。建売住宅を購入する際は、物件探しや契約、住宅ローン審査などを経て、数か月〜1年ほどかけて引っ越しを完了します。契約から引っ越しまでは3か月程度であるため、物件探しにかける時間が短ければ短いほど引っ越しまでがスピーディーになります。

しかし、建売住宅の契約キャンセルは容易ではなく、手付金数百万円を失うことになる可能性も高いです。焦って物件を決めてしまわず、慎重に選ぶことを心がけましょう。また、内覧時に細かな設備までチェックすることや、アフターサービスの期間や内容も十分に確認することを頭に入れておきましょう。建売住宅購入を検討している人は、今回の記事をぜひ参考にしてください。

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