建売住宅にかかるメンテナス費用はどれくらい?安く抑えるポイントも解説

公開日:2023/06/15

住宅の引き渡しが終了すると、住宅ローンを支払うだけで問題ないと思っている人は注意しましょう。賃貸マンションなどとは異なり、建売住宅では自分でメンテナンスしなければいけません。そのための費用も自分で捻出することになります。住宅の劣化を進行させないように、計画的にメンテナンスを行いましょう。

建売住宅にかかるメンテナス費用はいくら?

目で確認できないところもメンテナンスしなければいけないので、予想以上に費用が発生すると思う人もいるでしょう。毎月の住宅ローンの返済に加えて、メンテナンス費用も発生するので、資金計画をきちんと立てましょう。

外壁と屋根のメンテナンス費用

経年劣化すると、防水性が弱まってしまいます。雨漏りや水漏れが発生すると、住宅の劣化が進行してしまうので、タイミングを失わないようにしましょう。1軒あたり100~150万円かかります。

防蟻処理のメンテナンス費用

目で確認するのが難しい場所に、シロアリが発生するのを、薬剤を散布することで防ぎます。1軒あたり10万円が料金の相場です。

シーリング打ち替えにかかるメンテナンス費用

気密性と防水性を高めるために必要な作業です。およそ10年が耐用年数といわれているので、忘れずに見直しましょう。費用は1軒あたり5~20万かかります。

クロスの張替えにかかるメンテナンス費用

年数が経過すると、汚れ、シミ、浮きなどが目立ってくるので、気になってしまうでしょう。また、湿度の高い場所ではカビが発生していることも考えられます。衛生的に良くないので、張替えを検討しましょう。一般的に、20m²あたり6~8万円が費用の相場になっています。

給湯器やエアコンなどのメンテナンス費用

住宅設備は半永久的に使用できるものではないので、使いにくさを感じたときや、新しい設備を導入したいと考えたタイミングで購入しましょう。

そのまま使用していても効率が悪くなってしまうので、コストがかかってしまいますが、購入するほうが長期的にみると良いでしょう。給湯器は10~15万円、ユニットバスは45~150万円、システムキッチンは100~500万円が目安となっています。

経過年数ごとのメンテナンス費用の目安

いつ頃にどの程度の費用が必要なのか見ていきましょう。年間でおよそ30万円は積み立てておく必要があります。

新築から5~10年が経過した頃

防蟻処理、外壁と屋根のメンテナンス、バルコニーの防水処理などを行います。110~160万円程度の出費が最低でも発生します。

新築から15~20年が経過した頃

防蟻処理、外壁と屋根のメンテナンス、クロスの張り替えなどを行います。110~160万円程度の出費が最低でも発生します。

新築から20~30年が経過した頃

家族構成やライフスタイルが変化するタイミングなので、リフォームを検討するようになるでしょう。老後の生活を見据えて、バリアフリー化も考えましょう。

建売住宅は5年周期でまとまったお金が必要になる

15年でおよそ350万円、1年でおよそ20万円のメンテナンス費用が発生するといわれています。年間でおよそ30万円を積み立てましょう。

建売住宅のメンテナンス費用を抑えるためのポイント

日頃のメンテナンスを適切に行っておくことが大切です。不具合や故障をすぐに発見できるので、住宅の劣化スピードを遅らせられます。

耐震等級や断熱性能が優れているものを選択する

品質や性能が優れているほうが、住宅は長持ちします。メンテナンスに一生懸命に取り組んでも、品質や性能が優れていなければいけません。維持費を節約したい人にもおすすめです。

保証内容が充実しているハウスメーカーの商品を選択する

最低でも10年の保証が付いているので安心してください。しかし、20~30年の長期保証が付いているハウスメーカーのほうが、品質や性能に自信を持っている証拠なので、さらに安心して任せられるでしょう。すぐに対応してくれるかどうかも確認しましょう。

メンテナンスフリーの外壁を選択する

最近では、メンテナンスフリーの外壁や、メンテナンスが簡単な外壁が販売されています。購入費用は、ほかの外壁材よりも高額ですが、長期的に見るとコストパフォーマンスに優れているのでおすすめです。

必要な補修はすぐに行う

雨漏りや外壁のひび割れなどの症状を、そのまま放置するのは良くありません。放置していても状況が良くならないばかりか、住宅の劣化が進行してしまいます。必要な補修をすぐに行って、劣化の進行を食い止めましょう。

日頃のメンテナンスを怠らない

排水管、換気扇、浴室などの設備を、日頃のメンテナンスで綺麗に保っておきましょう。そうすることで、メンテナンス費用を削減できます。また、ある程度の年数が経過して住宅を売却するときに、資産価値が低下しにくくなります。

まとめ

住宅の劣化が進行すると、最悪の場合は住宅を建て直さなければいけなくなります。すると、住宅を売却したいと考えていても、資産価値が低下しているので計画通りに進行しないでしょう。

また、建て直すときの費用が高額になってしまうので、不具合や故障を見つけたときは、業者に相談しましょう。できる限り優良な業者を見つけておくと、スムーズに依頼できるでしょう。

【東京】おすすめの住宅メーカーランキング

イメージ1
2
3
4
5
会社名MODEL CODE(プロムスタイル)プラウドシーズン(野村不動産)リーフィア(小田急不動産)スウェーデンハウス MORIMOTO 
特徴「丁度いい家に出会える」経済・デザイン・機能のバランスが取れた提案街全体を考えたデザインで、時代を経ても資産価値の高い家を提案してくれる家づくりは街づくり。家だけでなく周辺環境の整備やコミュニティの創造もブランドコンセプトは、北欧式の「世代を越えて住み継ぐ家づくり」目標はエリアNo.1クオリティ。総合不動産グループのメリットを最大活用
詳細リンク

おすすめ関連記事

サイト内検索
建売住宅関連コラム