建売住宅は何年住める?長く住むために必要な定期メンテナンスのポイント

公開日:2023/07/15


住宅の法定耐用年数は20~30年といわれていますが、実際は、定期メンテナンスを欠かさずに行うことで、30年以上も生活を送れるようになっています。建売住宅は、完成された住宅を内覧することになるので、デザインや間取りを確認するだけではなく、売主に耐久性について質問するのを忘れないようにしましょう。

建売住宅は何年住める?

注文住宅と同じくらい長く住めるようになっています。住宅の劣化を食い止めることが、長持ちさせる秘訣です。

法定耐用年数は20~30年

法定耐用年数は、建物に資産価値があるとみなされる期間を指すので、多くの住宅では20~30年以上住めるようになっています。なかには、築年数が30年を超えていても、リノベーションして生活できる場合もあります。

注文住宅と期間に違いはほとんどない

注文住宅のほうが高額なので、建売住宅よりも長く住めるようになっているのではないかと考える人もいるでしょう。しかし実際は、そのようなことはありません。その理由は、2つの法律で品質が担保されているからです。ただし、注文住宅を建てるときに、自然素材などの建築材料にこだわっていると、住宅の寿命によい影響を及ぼします。

建築基準法でルールが定められている

建物を建築するときの最低限のルールが、法律で定められているので、それに則って建築しなければいけません。基準をクリアしていると、耐震性や耐久性の一定の品質は保証されていることになります。

住宅品確法で保証されている

物件を引き渡してから10年間は、屋根や柱などの住宅の重要な部分に不具合や故障が発生したときは、売主が修理費用を負担しなければいけないと法律で定められています。法律で保証されているので、手抜き工事の数が減少しました。

建売住宅の寿命にかかわる要因

内覧のときは、デザインや間取りだけを確認するのではなく、建築材料や施工技術も売主に質問しましょう。

建築材料の品質や施工技術

建築材料の品質と施工技術の両方が高ければ、住宅の耐久性はアップします。建売住宅は完成後の姿しか見えないので、建築材料と施工技術を完全に把握できません。そのため、内覧のときは、売主に積極的に質問しましょう。

入居後のメンテナンス

メーカーは10年保証などを用意していますが、それ以降もメンテナンスを継続することが大切です。有償対応になりますが、外壁の塗装や雨漏りの修繕などは忘れずに行いましょう。住宅は時間が経過すると劣化してしまいます。劣化の進行を食い止めましょう。

土地や地盤が安全な場所を選ぶ

地盤が安定していないと、建物が傾くリスクが高くなります。地盤沈下などの被害に遭わないようにしましょう。購入後にそのようなトラブルに見舞われると、住宅で生活を送れなくなってしまいます。また、高額な修理費用を請求されるでしょう。

内覧のときに気になる箇所を確認する

建売住宅は完成しているものなので、内覧したときに気になる箇所があれば確認できます。床材やドアの質感を確認するとともに、建築材料についても質問しましょう。分からないところを放置したまま契約を締結すると、生活を送っているときに不具合や故障で困ってしまうかもしれません。そして、将来メンテナンスを依頼するときのことも考えて、メーカーを確認するのも忘れないようにしましょう。

長く住むための定期メンテナンスのポイント

建売住宅でも長持ちできるので安心してください。

外壁や屋根の塗装

直射日光や雨風で劣化してしまうので、およそ10年を目安に塗装しましょう。塗料によって耐用年数が異なりますが、チョーキングや、ひび割れなどを発見したときは、すぐに業者に対応してもらう必要があります。また、耐久性が高い色を選択することで、長持ちしやすくなります。

雨漏りの修繕

築30年が経過すると、およそ40%の住宅で雨漏りを経験するといわれています。雨漏りは放置することなく、すぐに業者に修理を依頼してください。放置していると、木材の腐食につながってしまうからです。木材が腐食すると、耐久性が低下します。カビやシロアリが発生しやすくなってしまうので、素早い対応が必要になります。

設備機器の更新

給排水管は、いつまでも古いままのものを使用せず、更新することが長持ちさせる秘訣です。設備機器を更新するときにコストが発生しますが、古いものを使用しているよりもコストパフォーマンスが向上します。

防蟻処理

湿気が多いところにシロアリは発生します。構造材にシロアリが発生すると、木材を食べてしまうので、住宅の耐久性が低下します。すると、住宅の中心部が弱くなってしまうので、長く快適に生活を送るのが難しくなります。5年周期で防蟻処理をおすすめします。

定期メンテナンスで住宅の寿命を延ばせる

50~60年まで住宅の寿命を延ばすことも可能です。メンテナンスのスケジュールを立てることが大切です。

まとめ

きちんと定期メンテナンスを行うことで、50~60年も生活できるようになります。契約を締結するときに、メーカーも確認しておきましょう。外壁や屋根の塗装、雨漏りの修繕、設備機器の更新などに取り組まなければいけないので費用が発生しますが、不具合や故障が発生したときにかかる費用よりも安く済むので、前向きに捉えてください。

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